主題
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- #不動産投資
作成: 2024-04-21
作成: 2024-04-21 21:27
こんにちは、オゲムのオゲム満足、株式情報です。
今日は前回に引き続き、リアルティインカムの企業分析をしてみようと思います。
<span class="image-inline ck-widget" contenteditable="false"><img src="https://blog.kakaocdn.net/dn/RnDdy/btru5q2AHb6/CnpfK52K4KSgBQIKVkY4DK/img.png" srcset="https://img1.daumcdn.net/thumb/R1280x0/?scode=mtistory2&fname=https%3A%2F%2Fblog.kakaocdn.net%2Fdn%2FRnDdy%2Fbtru5q2AHb6%2FCnpfK52K4KSgBQIKVkY4DK%2Fimg.png" sizes="100vw" style="aspect-ratio:1432/1080;" width="1432" height="1080"></span>出典:リアルティインカム2021年第4四半期レポート
2020年と2021年は、COVID-19の影響で小売活動が制限されていました。
しかし、リアルティインカムの売上高は2020年の16億4,700万ドルから20億8,000万ドルに
なんと約26%増加した売上高を達成しました。
当期純利益は3億9,500万ドルから3億5,900万ドルに約10%減少しました。
しかし、詳しく見てみると、2021年には買収費用が1億6,700万ドル計上されていることがわかります。
2021年は投資活動の影響で短期的に反映されたものと考えられます。
その後、業績表を確認する必要がありますが、買収効果により売上増加効果はさらに改善されると予想されます。
リアルティインカムだけでなく、不動産運営を行うリート株は、負債管理能力が非常に重要です。
90%以上を配当するため、保有している現金は少なく、負債による利息負担は大きな負担となるからです。
このような点から、リアルティインカムの負債管理能力をよく検討する必要があります。
<span class="image-inline ck-widget" contenteditable="false"><img src="https://blog.kakaocdn.net/dn/wDGVp/btru2n6G3rC/ERZNMN9KUgy3WD2PX6Jrx0/img.png" srcset="https://img1.daumcdn.net/thumb/R1280x0/?scode=mtistory2&fname=https%3A%2F%2Fblog.kakaocdn.net%2Fdn%2FwDGVp%2Fbtru2n6G3rC%2FERZNMN9KUgy3WD2PX6Jrx0%2Fimg.png" sizes="100vw" style="aspect-ratio:1438/1075;" width="1438" height="1075"></span>出典:リアルティインカム2021年第4四半期レポート
リアルティインカムの現在の負債は152億5,800万ドルです。
しかし、負債の80%以上を債券で運用しており、債券の平均金利は3.27%と安定した水準です。
また、負債の満期日も平均6.4年と、短期間で資金流動性の問題が発生することはないと考えられます。
さらに、負債の89.8%は固定金利の融資であり、安定した資産運用を行っていることを示しています。
PER
49.45倍
PBR
1.57倍
競合他社PER
68.02倍(PLD)
競合他社PBR
3.31倍(PLD)
リアルティインカムの株価に対する収益率を表すPERは49.45倍となっています。
資産に対する株価を表すPBRは1.57倍であり、買収直後の業績がレポートにまだ出ていないため、
後日改めて確認する必要があります。
<span class="image-inline ck-widget" contenteditable="false"><img src="https://blog.kakaocdn.net/dn/bVdF4d/btruWkbU1vd/YB2wxpwfkzz6KiKBqoovR1/img.png" srcset="https://img1.daumcdn.net/thumb/R1280x0/?scode=mtistory2&fname=https%3A%2F%2Fblog.kakaocdn.net%2Fdn%2FbVdF4d%2FbtruWkbU1vd%2FYB2wxpwfkzz6KiKBqoovR1%2Fimg.png" sizes="100vw" style="aspect-ratio:2499/1426;" width="2499" height="1426"></span>リアルティインカムに100ドル投資した場合の現在価値、出典:リアルティインカムホームページ
区分
2019年
2020年
2021年
配当率
3.7%
4.5%
4.1%
配当金
2.730ドル
2.814ドル
2.958ドル
配当金(月)
0.2275ドル
0.2345ドル
0.2465ドル
リアルティインカムは、94年以降、年平均株価上昇率がなんと15.5%でした。
そして、配当金も27年連続で増加させており、配当金の平均上昇率は4.4%
配当成長株の王と言えるでしょう。
しかし、リート株は一般的な株式に比べて株価の変動幅が小さく、下落後も回復までに時間がかかります。
また、過去の業績が将来の業績を保証するものではありません。
さらに、現在のように金利上昇が予想される場合は、リート株の収益性も低下する可能性があります。
実際、サブプライムローン危機の後、リート株の収益率は急落しました。
リート株は、負債管理をどの程度うまく行うかによって業績が決まります。
これまで、リアルティインカムは金利スプレッドシートの約4%を収益として確保しながら資産運用を行ってきました。
しかし、COVID-19危機以降、物価上昇による金利上昇が予想されているため、
この時期の危機対応能力に注目する必要があります。
リアルティインカムにとって、2021年は特別な年だったでしょう。
買収により新たな成長の足掛かりを築いた年でした。資産の購入も止まりませんでした。
しかし、より高い成長性を維持するためには、グローバル展開の成果をどのように生み出すのかを確認する必要があります。
それでも、リアルティインカムは十分魅力的な株式です。
コロナパンデミックの状況下にあっても、創業以来619回連続で月次配当を実施した企業であり、
これまで114回も配当金を増やしてきました。
それだけ不動産運営に自信があるからでしょう。
これまで、配当成長株の代表株、リアルティインカムについて見てきました。
一言で言うと
毎月お小遣いをもらっているような気分になれる株式
私の主観でリアルティインカムの企業情報と分析を行いましたので、この資料は参考として判断をお願いします。
実際の株式購入等の責任は投資者にあります。
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