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作成: 2024-04-21
作成: 2024-04-21 21:26
<span class="image-inline ck-widget" contenteditable="false"><img style="aspect-ratio:304/304;" src="https://blog.kakaocdn.net/dn/Gn8EZ/btru1alw6zj/uNNuVlg7G2Gm1ZJn3KjcVK/img.png" srcset="https://img1.daumcdn.net/thumb/R1280x0/?scode=mtistory2&fname=https%3A%2F%2Fblog.kakaocdn.net%2Fdn%2FGn8EZ%2Fbtru1alw6zj%2FuNNuVlg7G2Gm1ZJn3KjcVK%2Fimg.png" sizes="100vw" width="304" height="304"></span>
こんにちは、オゲムのオゲムマンジョクです。
今日は、米国株で有名な配当株を紹介させていただきます。
ニューヨーク証券取引所に上場している企業の中で、リート株として有名なリアルティインカム(ティッカー:O)がその主人公です。
リアルティインカムとはどのような会社で、どのような事業を行っているのか見ていきましょう。
企業名
リアルティインカム(Realty Income)
ティッカー名
O(米国株)
設立日
1969年
事業内容
リート、不動産賃貸および運営
企業ホームページ
時価総額
USD 390.86億(約47兆円)
現在株価
USD 66.10(約79,831円)
月次配当金
USD 0.245
<span class="image-inline ck-widget" contenteditable="false"><img src="https://blog.kakaocdn.net/dn/cqkYE2/btruXTSb1tc/fFEqIUKYooUmJ1lfmX0Ko1/img.png" srcset="https://img1.daumcdn.net/thumb/R1280x0/?scode=mtistory2&fname=https%3A%2F%2Fblog.kakaocdn.net%2Fdn%2FcqkYE2%2FbtruXTSb1tc%2FfFEqIUKYooUmJ1lfmX0Ko1%2Fimg.png" sizes="100vw" style="aspect-ratio:532/141;" width="532" height="141"></span>出典:リアルティインカムホームページ
リアルティインカム(ティッカー:O)は米国に拠点を置く企業で、S&P500企業に含まれるリート会社です。
また、世界中のリート企業の中でも規模でトップ10に入るほどの大企業でもあります。
この企業の最大の特長は、収益を毎月配当してくれることです。
米国の上場企業は株主の権利を非常に重視していますが、リアルティインカムも同様です。
米国の制度の中で、不動産賃貸運営会社(リート)は課税所得の90%以上を配当しなければ、法人税を減免されるため、
ほとんどのリート企業は配当金が高い傾向にあります。
しかし、リアルティインカムは、月次配当というニンジンを投資家に与えることで、より魅力的なリート企業になったのです。
<span class="image-inline ck-widget" contenteditable="false"><img src="https://blog.kakaocdn.net/dn/DBjFh/btru3MRF1Xt/0Shm6mkAtzmTJ6uglFp2Ok/img.png" srcset="https://img1.daumcdn.net/thumb/R1280x0/?scode=mtistory2&fname=https%3A%2F%2Fblog.kakaocdn.net%2Fdn%2FDBjFh%2Fbtru3MRF1Xt%2F0Shm6mkAtzmTJ6uglFp2Ok%2Fimg.png" sizes="100vw" style="aspect-ratio:600/338;" width="600" height="338"></span>出典:自作、ミラキャンバス
ここで、リート企業について少し詳しく見ていきましょう。
初めて聞く言葉に感じる方もいるかと思います。
リート会社とは、投資家の資金で不動産を賃貸し、運営し、販売収益を得たり、資産運用を行う会社のことです。
簡単に言うと、リート会社とは建物のオーナーだと考えてください。
そして、そのリート会社に投資する皆さんは、建物のオーナーにお金を貸す銀行であり、
その利子として賃貸収益の一部を得ると考えてもらえばいいと思います。
投資家は、空室、税金など、建物の管理に必要な付帯業務を気にする必要がなく、
リート会社は不足する資金を投資家から調達できるので、お互いにウィンウィンできる形になりますね。
では、リート企業に関する説明はこれくらいにして、本格的にリアルティインカムの紹介に移らせていただきます。
<span class="image-inline ck-widget" contenteditable="false"><img src="https://blog.kakaocdn.net/dn/yqxec/btruQqXiLGE/ne5U3kGGMyshXcK64ax1v0/img.png" srcset="https://img1.daumcdn.net/thumb/R1280x0/?scode=mtistory2&fname=https%3A%2F%2Fblog.kakaocdn.net%2Fdn%2Fyqxec%2FbtruQqXiLGE%2Fne5U3kGGMyshXcK64ax1v0%2Fimg.png" sizes="100vw" style="aspect-ratio:2320/778;" width="2320" height="778"></span>出典:リアルティインカムホームページ(ポートフォリオ)
前述したように、建物のオーナーの役割を担うリアルティインカムは、2021年末時点で11,136の資産を保有していました。
2020年は6,592個だった資産数は、コロナ後に11,136個に増加しました。
ここには、2021年のVEREIT社の買収によって増加した資産も含まれていると考えられます。
さらに驚くべきことに、空室が164個しかないという事実です。
資産の98.5%を空室なく運営していることから、この会社の経営能力を確認できるでしょう。
<span class="image-inline ck-widget" contenteditable="false"><img src="https://blog.kakaocdn.net/dn/vgvH4/btruXTksiAB/0kgUWNnCzYBJ2cvYnvWXV0/img.png" srcset="https://img1.daumcdn.net/thumb/R1280x0/?scode=mtistory2&fname=https%3A%2F%2Fblog.kakaocdn.net%2Fdn%2FvgvH4%2FbtruXTksiAB%2F0kgUWNnCzYBJ2cvYnvWXV0%2Fimg.png" sizes="100vw" style="aspect-ratio:1789/992;" width="1789" height="992"></span>出典:リアルティインカム投資家向け発表資料
不動産運営の場合、私のテナントが誰であるかによって、景気サイクルの影響を受ける可能性もあります。
これに対処するために、リアルティインカムは資産の配分を多様化し、
優良テナントを獲得することで、不動産運営の安定性を高めました。
リアルティインカムの資産比率は、小売業が多いです。
小売業専門リートですが、米国の広大な土地と人口密度を考えると、
小売業が多いことは、収益と安定性を確保するための妥当な理由と考えられます。
<span class="image-inline ck-widget" contenteditable="false"><img src="https://blog.kakaocdn.net/dn/ctvS2t/btru1bLvpuH/kI8Z4LKdkF4Epko4ntljQk/img.png" srcset="https://img1.daumcdn.net/thumb/R1280x0/?scode=mtistory2&fname=https%3A%2F%2Fblog.kakaocdn.net%2Fdn%2FctvS2t%2Fbtru1bLvpuH%2FkI8Z4LKdkF4Epko4ntljQk%2Fimg.png" sizes="100vw" style="aspect-ratio:1920/1081;" width="1920" height="1081"></span><span class="image-inline ck-widget" contenteditable="false"><img src="https://blog.kakaocdn.net/dn/bcqQEj/btruYTYS0Rl/8qrEODKD1LmxLqxTQa1BY0/img.png" srcset="https://img1.daumcdn.net/thumb/R1280x0/?scode=mtistory2&fname=https%3A%2F%2Fblog.kakaocdn.net%2Fdn%2FbcqQEj%2FbtruYTYS0Rl%2F8qrEODKD1LmxLqxTQa1BY0%2Fimg.png" sizes="100vw" style="aspect-ratio:1918/1081;" width="1918" height="1081"></span>出典:リアルティインカム投資家向け発表資料
リアルティインカムの投資家向け発表資料にある、最近の資産購入に関する内容です。
このように、リアルティインカムは資産数を増やすだけでなく、
どれだけの価値のある資産を購入しているかにも重点的に管理している会社です。
リアルティインカムの資産運用の特徴は、大きく長期契約と純賃貸契約(ネットリース契約)に分けられます。
長期契約により、安定的な不動産運営を可能にし、
純賃貸契約により、支出も最小限に抑え、リスクを軽減しています。
特に、リアルティインカムの契約の特徴は、テナントが税金、保険、管理費などすべての費用を負担する、
トリプルN契約と呼ばれるものです。
※純賃貸契約:テナントが運営費の一部を負担
これが、リアルティインカムが着実に成長している秘訣と考えられます。
<span class="image-inline ck-widget" contenteditable="false"><img src="https://blog.kakaocdn.net/dn/IxGme/btru2mF4RGg/cicwuBTNfrgM7gQZZErQTK/img.png" srcset="https://img1.daumcdn.net/thumb/R1280x0/?scode=mtistory2&fname=https%3A%2F%2Fblog.kakaocdn.net%2Fdn%2FIxGme%2Fbtru2mF4RGg%2FcicwuBTNfrgM7gQZZErQTK%2Fimg.png" sizes="100vw" style="aspect-ratio:1919/1081;" width="1919" height="1081"></span>出典:リアルティインカム投資家向け発表資料
リアルティインカムの資産は、米国に限定されていたことが弱点でした。
企業の収益が米国の経済に大きく左右されることと、
資産配分が米国の産業に限定されていることもその理由でしょう。
そのため、リアルティインカムは海外で成長の機会を探求しています。
イギリスとスペインで不動産賃貸事業を開始し、
イギリスでの業績は、総売上高の8%を達成しました。
今後の方向性が、リアルティインカムの成長を左右すると考えられます。
今日は、リアルティインカムの事業情報について見てきました。
次回は、リアルティインカムの配当金情報と、
企業分析の時間を持つことにします。
リアルティインカムの第2弾はこちら
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